こんにちは。店長の佐藤です。
最近お問合せが増えてきた「両家墓」についてご紹介します。
お墓は一家を象徴し、同時に戸籍を管理する役割がありました
もともとお墓の成り立ちは、亡くなった方一人一人のための「個人墓」でした。それからお寺が地域のコミュニティ-の中心となり、戸籍管理の役割を担うようになってから、現在の「家墓」「代々墓」に変化します。お墓を守るのは当然ですが、長男の役目。次男以降は分家として別にお墓を設けなくてはいけませんし、女性は姓が変わって嫁ぎ先のお墓に入ります。
今は別姓の方でも同じお墓に入ります
現代ではあまり「姓」を残すことにこだわる方が減ってきているように思います。女の子しかいないご家庭でも全員嫁いで姓が変わることも多いようです。姓を残すことよりも、家族としての繋がりを残すことを目的として建てるのが「両家墓」です。
ご供養の形は多様化してきています
跡継ぎの男の子がいても「両家墓」を建てるケ-スは増えてきています。長男が転勤族のため、ご両親を長女が引き取って旦那様の両親と一緒に供養するケ-スや仲のいい親戚どおしで一緒にお墓を建てるケ-スです。
<まとめ>
「両家墓」に決まった形式はありません。一般的には二つの姓を彫刻したり、法名碑を分けたりします。まったく姓を彫刻せずに、皆さんで話し合って好きな言葉を刻んだりすることもあります。なにより大切なのは感謝の気持ちと縁を大切にすることです。いろんな方法がありますので、迷ったらご相談ください。
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