こんにちは。店長の佐藤です。
これまでブログでお墓の引っ越しのお話しを何度かしてきました。今回はまた別のお墓への思いを引き継ぐ方法をご紹介したいと思います。
新しいことだけがお墓の価値ではありません
「住んでいるところから遠い」「お墓が古くなってしまった」など、お墓を引っ越す方はたくさんいらっしゃいます。その際、お墓をすべて新しくしてしまうのも一つの方法ですが、私は極力残して頂くことをお勧めします。今あるお墓には、それを建てたご先祖さまの気持ち、守ってきた方々の思いがこもっているからです。
一部だけ活かして引っ越し
とはいえ、様々なご事情やご都合で墓石そのものの移設が叶わない場合もあります。そんな時は「法名碑」「花立」「香炉」など、一部のパ-ツだけ使わせて頂くこともあります。
いままでご紹介した他の方法
他の方法としては、「竿石→香炉に加工」や「引っ越し先の基礎の下に砕石として活用し、新しいお墓を支えてもらう」などをご紹介してきました。
彫刻を残すという方法もあります
「石」として残さなくても方法はあります。「彫刻」です。今あるお墓にお参りしてきたご先祖さまは、そこに刻まれた彫刻に手を合わせてきたはずです。私たちは便宜上「拓本」と呼んでいますが、感熱紙をあてて擦れば、墨や鉛筆を使わなくても今施されている彫刻の形がそのまま残せます。それを新しいお墓に彫刻すれば文字の引っ越しが可能です。時には、縦→横のように配置を変えることもあります。
<まとめ>
回毎回押し売りのように何かを残すことをお願いするお墓の引っ越しですが、やっぱりご先祖さまがいての私たちだと思うのです。方法はいろいろありますので、ぜひご相談ください。
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