こんにちは。営業の佐藤です。
今回は真言宗と開祖「空海」についてお知らせします。
仙台には少ない真言宗
「空海」「弘法大師」はよく知っていても、仙台ではあまり馴染みのない真言宗。市内のお寺は13ケ寺のみです。仙台に多い曹洞宗、臨済宗と違い、真言宗の本山は18もあり同じ数の派があります。
お遍路さんとは深い関わり
なかなか東北から赴く機会は少ないと思いますが、皆さん聞き覚えのあるお遍路さんはご存知のように四国の霊場八十八箇所を廻ります。実はこの霊場の大半が真言宗の寺院であることは、仙台ではなかなか知られていないようです。
真言宗の特徴は?
真言宗の特徴はとてもわかりやすく、「まことのことばを重んじる」ことです。「まことのことば」とは仏様の言葉ですが、煩悩や執着にとらわれた私たちにはなかなか聞こえません。でも大丈夫です。私たちでも聞こえたり、話せたりする「まことのことば」があります。それが「お経」です。
弘法は本当に筆を選ばなかった?
開祖の空海は「弘法筆を選ばず」「弘法も筆の誤り」でご存知のように、日本を代表する能筆家です。常々不思議に思っていたのですが、一流の方は道具に拘り大事にするものではないんでしょうか?例えば野球のイチロ-選手の道具選びやメンテナンスは有名な逸話がたくさんあります。調べてみたらやっぱりそうでした。「性霊集」という詩文集のなかに、空海から同じく能筆家であった嵯峨天皇に筆が献上されたという記録があるそうです。その筆は空海が職人に細かく指示を出して作らせた物だそうです。また空海から天皇へのアドバイスとして「文字の筆勢に応じて筆は取捨選択すべきです」という記載があります。
<まとめ>
「弘法筆を選ばず」は上手く出来る人に道具は関係ないという意味ではなく、上手く出来ないのは道具のせいじゃないよ という教えのようです。私も気を付けます。
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