こんにちは、経理の吉津です。
ゴールデンウィーク☆どのようにお過ごしでしょうか?
久しぶりにお休みがとれて、お墓参りに行かれる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回はどうしてお墓にお地蔵様が設置してあるのか調べてみました!
お地蔵様の由来や意味とは?
一般的に“お地蔵様”、“お地蔵さん”と呼ばれていますが、本当の名前は【地蔵菩薩(じぞうぼさつ)】といいます。
サンスクリット語(古代インドの宗教・文学等で用いられた共通語、古代語)のクシティ(大地)・ガルバ(胎内・子宮)を漢字に意訳して“地蔵”と言われるそうです。お地蔵様はインド生まれの菩薩なんですね~!
菩薩は如来に次ぐ存在です。仏教では、釈迦如来が入滅して(亡くなって)から次の如来が現れるまで約56億年という長い時間が必要と考えられているそうです。その長い間、人は六道すべての世界(地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道)を輪廻(車輪の回転のように、無限に生死を繰り返すこと)しながら苦しまなければなりません。
この世に如来が存在しない間、地蔵菩薩は色々なものに姿を変えて、すべての世界の人々を苦しみから救ってくださると言われています。お地蔵様は六道の世界すべての人々を救うということで、6体セットで置かれているようです。
さて、どうしてお墓と一緒にお地蔵様を置くのでしょう?
お墓の側に設置されているお地蔵様のほとんどは水子供養の為です。
なぜ水子供養にお地蔵様なのでしょう。
~賽(さい)の河原の地蔵和讃のお話~
(和讃とは和語(日本語)による仏教賛歌(ほめたたえる気持ちを表す歌))
親より先に死んでしまった子供は親不孝をした罪となり、賽の河原(三途の川岸)で石積みをしなければならないとされており、親を思いながら(徳をつかむために)一つずつ石を積んでいきます。
「一つ積んでは父のため、二つ積んでは母のため・・・」しかし手を痛めながら泣く泣く積み上げた石の塔を地獄の鬼に壊されてしまいます。そこへ地蔵菩薩が現れて子供たちを救ってくれたそうです。
こういうお話からお地蔵様は子供たちを守ってくれると言われており、水子供養等のためお墓に設置しているんですね。
<まとめ>
よく道端で見かけたり、昔話の“かさこじぞう”は誰もが知っているお話ですが、お地蔵様には深い意味があるんですね。最近では可愛らしいお地蔵様が人気です♪
水子供養のためではなく、お墓を見守って欲しいという願いを込めて設置される方もいらっしゃいます。形は様々ですが、優しく見守ってくださるお地蔵様を見かけたら感謝の気持ちを込めて手を合わせたいです( *´艸`)
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