こんにちは。店長の佐藤です。
花粉の季節も一段落。天候に恵まれた今年のGWで密を避けて、お墓参りに行かれた方も多いと思います。その時「あれ?」と思ったことはありませんか?今回はそんなお客様から承ったご相談の例をご紹介します。
今のお墓は「フロア」型が主流です
近年建てられるお墓の多くが「フロア」型「バリアフリー」型です。昔ながらのお墓には、階段を登ってお参りする形のものを多く見かけますが、高齢になってからの利便性やお掃除のしやすさなどから、お墓の入り口から手を合わせる所まで平坦な造りになっているものが大半です。
見落としがちですがフロアは重要です
お客様のデザインを打ち合わせしていて、「ちょっともったいないなぁ~」と思うのが、「フロア」について。フロアは文字通り「床」なので一枚の板です。なので皆さんその部分は、あまり気にしないようです。でも上から見るとフロアはお墓の面積の半分近くを占める、結構広い場所なのです。
フロアのお掃除もしてますか?
同じようにお参りの際のお掃除でも、フロアは広いのに見落とされがちです。お盆やお彼岸には一生懸命お掃除している姿を見ますが、皆さん石塔が中心になっているようです。磨いた石の部分は基本的には雑巾での水拭きで大丈夫です。フロアのお掃除も簡単です。滑り止め加工されている部分は、水を流してデッキブラシやタワシで擦る。それだけです。
フロアの落ちない汚れはなかなか頑固です
お墓は当然屋外に立ちますから汚れます。また山の中や林が隣接している墓所が大半です。水だけで落ちない汚れの原因の多くは「花粉」です。春のお彼岸やGWに「お墓の汚れが落ちない」というご相談が増えるのは、花粉のせいです。だからといって落ちない汚れを落とすため洗剤を使うと墓石にシミが出来る場合があります。またワイヤ-ブラシで擦ったりすれば当然キズになってしまいます。
<まとめ>
普段からマメにちょっとずつお掃除するのが理想ですが、なかなか難しいと思います。またお掃除もご供養の為の行為なので、ぜひ皆さんでして欲しいとも思います。ただし水拭き、水洗いの範囲にとどめて頂き、落ちない場合には石材店にお気軽にご相談ください。
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