こんにちは。営業の佐藤です。
今回は「松焚祭=どんと祭」についてご紹介します。
松焚祭といえば大崎八幡宮
「どんと祭」で馴染みのある「松焚祭」ですが、当然全国で行われているものだと思っていました。唯一ではないにしても宮城県特有の行事だそうです。もっとも規模が大きいのは仙台市青葉区八幡の大崎八幡宮で300年の歴史があり、仙台市の無形民俗文化財にも指定してされています。例年の参拝者は10万人程度で、実は初詣よりも多い人出です。昔はもっと多くの人が集まったそうですが、県内の他の神社も始めて分散するようになりました。
どんと祭ってなに
簡単にいうと「どんと祭」は「正月送り」です。正月に使用した門松・注連縄・松飾り等を焚き上げます。その際あがる火は正月の間に各家庭を訪れていた神様を送る御神火とされ、その火にあたれば心身が清められ、一年間無病息災と家内安全の加護を得られると考えらえています。
どんと祭はいつ?
宮城県内の寺社ではほとんどが小正月の前日、1月14日に開催されます。ただし石巻地区だけは1月7日です。これは地域の産業が関係していて、松の内を過ぎると漁が始まってしまうため他の地域よりも前倒しして行われるようになったそうです。
密なのでは?
初詣の際には密を避けるために分散しての参拝が盛んにアナウンスされていました。実際近所の神社に元日に様子を見に行きましたが、天候が悪かったことも影響してか例年の3割程度の人出だったように思います。自分の判断で日程が選べる初詣とは違い、どんと祭では焚いてもらう必要があります。そこで今年は事前持込みを受け入れる神社も多いようです。以下に仙台近郊の主などんと祭開催寺社の情報をご紹介します。
大崎八幡宮
開催日:2021年1月14日
持込み:1月8日~1月16日
火入れ式:非公開
仙台東照宮
開催日:2021年1月14日
持込み:1月7日~1月13日 9:00~16:30
1月14日~1月13日 9:00~21:30
火入れ式:非公開(参加不可)
陸奥国分寺
開催日:2021年1月14日
持込み:1月14日 7:00~
火入れ式:未定
鹽竈神社
開催日:2021年1月14日
持込み:1月13日~1月14日
火入れ式:16:00頃
<まとめ>
前述したようにどんと祭は正月送りです。焚いてもらうのは正月に使用したもので、一部神具や仏具に限られます。気持ちは分かりますが普通に捨てられない思い出の品などの持ち込みはご遠慮ください。ましてや処分に困るから燃やしてしまおうなどという目的は論外です。それを燃やしたところで御神火にはなりませんので。
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