こんにちは。店長の佐藤です。
来場したお客様から「バリアフリ-にしたい」というご希望をよく聞きます。今回は人気のデザイン「バリアフリ-」についてご紹介します。
「バリアフリ-」ってなに?
説明の必要がないほど一般的になった「バリアフリ-」ですが、念のためその意味について触れておきます。「対象者が社会生活に参加するうえで、生活の支障となる物理的な障害や精神的な障壁を取り除くための施策、もしくは具体的に障害を取り除いた事物および状態を指す用語」というのが国内で使われている意味です。対して英語では、前述のような難しい内容はaccessibility(アクセシビリティ)と言います。barrier free(バリアフリー)はただ単純に「段差を取り除くこと」を差し、お墓のバリアフリ-もこの意味で使われているようです。
バリアフリ-じゃないお墓って?
階段型のお墓がバリアフリ-ではないお墓の代表になります。お墓本体にたどり着くまでに2~3段の階段を昇らなければなりません。また墓所の大きさに制限があるためか、住宅などの階段に比べて、一段の段差が高いことが多いようです。また階段ではなくても、共有通路の縁石からほんの3~6cmほど高くなった作りのお墓もあり、これもバイアフリーではないお墓です。
バリアフリ-のお墓って?
階段を昇るのはもちろん大変ですし、危ないこともあります。また躓きやすいのは大きな段差ではなく、ほんの数センチの高低差だと言われています。共有部分の縁石の高さはどうにもできませんが、せめてその縁石と面を揃えて入り口を作ることで危ない思いをしなくて済みます。こういった状態にするためには、入り口フロアの部分の基礎を打つ際にフロアの厚みの分だけ高さを下げます。その状態を私たちは「落とし込みのフロア」と呼んでいます。特別な事情がない限り、今はこの構造でのデザインをお勧めしています。
<まとめ>
新しくお墓を建てる際には当たり前になったバリアフリ-ですが、今あるお墓をリフォ-ムすることも可能です。ぜひご相談ください。
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